インターネットでWebサイトを見ていると、「あれ?このページ、なんかおかしいぞ…」と感じたことはありませんか?
スマートフォンやパソコンで閲覧中、意味不明な記号や文字の羅列が表示される――これがいわゆる「文字化け」です。

一見、たまに起こるエラーだと思われがちですが、実は文字化けはインターネットの世界では日常茶飯事。
その原因を知らずに放置すると、大切な情報を見逃してしまうことにもなります。
今回は、文字化けの「謎」を紐解き、インターネットという異世界で迷子にならないための知識を身につける方法をご紹介します!
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👾 なぜ文字化けは起こるの?
~言葉が通じないWebサイトとブラウザの誤解~
文字化けの主な原因は、Webサイトが使っている「文字コード」と、あなたのブラウザがその文字コードを解釈する際の設定が合っていないことにあります。
実は、コンピュータの世界では「文字コード」というルールを使って、文字を数字に変換し、やり取りしています。Webサイトもブラウザも、この共通言語で情報交換をしていると考えてください。

たとえば、Webサイトが国際的に利用される「UTF-8」という文字コードで「こんにちは!」と記述している場合、世界中の多くの言語に対応できるように設計されています。
しかし、もしあなたのブラウザが、昔ながらの日本語専用文字コード「Shift_JIS」で解釈しようとすると、意図しない文字列に変換されてしまいます。
例えるなら、海外旅行中に日本語しか分からないあなたが、英語で書かれた案内板を読もうとするようなもの。翻訳ガイドが正しく働かなければ、全く意味が伝わらず混乱してしまうのと同じです。

例:
ブラウザ(Shift_JISで解釈):「縺薙s縺ォ縺。縺ッ!」
Webサイト(UTF-8使用):「こんにちは!」
🤔 UTF-8 と Shift_JIS って、何が違うの? ~文字コード界のグローバル vs ローカル~
インターネット上でよく使われる文字コードの代表は「UTF-8」と「Shift_JIS」の2種類です。
この2つの違いを簡単に説明すると…
- UTF-8
- 対応言語:ほぼ全ての言語に対応(多言語対応)
- 規格:国際規格(グローバルスタンダード)
- イメージ:世界中で使える国際線航空券のようなもの
- Shift_JIS
- 対応言語:主に日本語に特化
- 規格:日本国内規格(ローカルスタンダード)
- イメージ:日本国内専用の新幹線切符のようなもの
現代のWebサイトは、世界中のユーザーに向けて情報発信するため、すべての文字を正確に表示できる「UTF-8」が標準となっています。
一方、Shift_JISはかつて日本国内のシステムで広く使われていたため、古いWebサイトやシステムでは未だに利用されることがあります。
特徴 | UTF-8 | Shift_JIS |
対応言語 | ほぼ全ての言語 (多言語対応) | 日本語 (日本語特化) |
規格 | 国際規格 (グローバルスタンダード) | 日本国内規格 (ローカルスタンダード) |
イメージ | 国際線航空券 (世界中で使える!)![]() | 新幹線切符 (日本国内旅行に!)![]() |
主な利用シーン | 現代的な Webサイト、OS、アプリ | 過去の Webサイト、日本語環境のシステムなど |

🛡 文字化けから緊急脱出!3つの対処法
もしも文字化けに遭遇しても、パニックになる必要はありません。以下の3つの方法を試して、正常な表示に戻しましょう!
方法1:ブラウザの文字コード設定を確認しよう

現代のブラウザは、通常、Webサイトが使用している文字コードを自動で判断してくれますが、まれに誤判定することも。
ブラウザの「設定」メニューから「文字コード」または「テキストエンコーディング」の項目を探し、
- 日本語のWebサイトなら「Shift_JIS」や「日本語(自動判別)」
- グローバル対応なら「UTF-8」
など、適切な文字コードに手動で設定してみましょう。
方法2:ブラウザを最新バージョンにアップデート!

古いブラウザは、文字コードの自動判別機能が最新のWebサイト仕様に追いついていない場合があります。
定期的なアップデートを行うことで、文字コードの解釈精度が向上し、文字化けのリスクが軽減されます。
さらに、アップデートはセキュリティの向上にもつながるので、一石二鳥です!
方法3:別のブラウザでアクセスしてみる
普段使っているブラウザで文字化けが解消されない場合、別のブラウザ(例:Chrome、Firefox、Edgeなど)を試してみるのも一つの手です。
別のブラウザでは、文字コードの自動判別が異なる場合もあるため、正常に表示される可能性があります。
📝 まとめ ~文字化けを乗り越え、快適なネットサーフィンを楽しもう!
文字化けは、Webサイトとブラウザの間で「ちょっとした言葉の誤解」が原因で起こる、インターネット上の小さな迷子事件のようなものです。しかし、文字コードの仕組みを理解し、対処法をマスターすれば、もう怖いものはありません。
文字化けが解決できれば、情報の検索や閲覧が格段にスムーズになり、まるで言葉の壁を乗り越えて世界中を自由に旅できるパスポートを手に入れたかのような気分に!
これからは文字化けを恐れず、安心してインターネットの広大な情報世界を存分に楽しんでください。