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楽しみながら最速定着!英単語を“自分のもの”にする学習メソッド

こんにちは、まなびやです。英語学習において「単語がなかなか覚えられない…」「一度は覚えたはずなのに、すぐ忘れる…」と悩んでいる方は多いのではないでしょうか。
実は、英単語学習には“ちゃんとしたコツ”があります。今回は、科学的データやちょっとした雑学を交えながら、楽しく・効率的に英単語をマスターする方法を多角的にご紹介します。
読み終わったら、今すぐ単語帳を開きたくなるはずですよ!

目次

1. なぜ単語を忘れてしまうのか?──忘却曲線と脳のメカニズム

1-1. エビングハウスの忘却曲線

ドイツの心理学者エビングハウスの研究によると、人は学習した直後から急激に忘れてしまい、
20分後には約4割、1日後には約7割を忘れるとされています。
これを忘却曲線と呼びます。

忘れないように「適切なタイミング」で復習することが重要。
つまり、忘れかけている段階で思い出す→記憶が強化される、というサイクルを回すのがカギです。

1-2. “思い出す”行為が記憶を定着させる

よくある失敗例は「学習直後にしか復習しない」「一度暗記したらOKと思う」など。

脳は“再確認”のプロセスで記憶をガッチリ固めるため、適度に間隔をあけて、脳に思い出させる行為が必要です。

雑学:スペースド・リハーサル(Spaced Rehearsal)

神経科学の観点から、短期記憶を長期記憶へ移すために最適な復習スケジュールを組む手法が多く研究されています。
現在はアプリやオンラインサービスでも、このアルゴリズムを採用しているツールがあります。

2. 効率的に英単語を覚える3つの柱

2-1. 反復学習──“量より回数”を意識する

単語を書く・音読するなどの行為を何度も繰り返す「反復学習」は、最もシンプルで強力な手段です。

効果的なタイミング:学習後10分→1時間→1日→1週間→1か月と、復習の間隔を少しずつ広げる(分散学習)。

ポイント:1回あたりの学習時間を長くとるよりも、小分けで複数回に分散させるほうが記憶は定着しやすいという研究結果があります。

例:1週間の学習スケジュール

  • DAY1:単語10個を新規学習、10分後にすぐ1回目の復習
  • DAY2:1日後にもう一度復習(5分程度)
  • DAY3:2日後→テスト形式でチェック
  • DAY7:1週間後→まとめて再テスト

少し手間はかかりますが、その分「忘れにくい」記憶に変わります。

2-2. 語源学習──単語の“構造”を知る

英単語を解体して意味を把握する、いわゆる語源学習は、一度覚えた単語の「家族(関連語)」を一挙に学べるメリットがあります。

  • predict:pre(前)+dict(言う)→“前もって言う”→「予言する」
  • inspect:in(中を)+spect(見る)→「調査する」

こうした“語源”を知ると、新しい単語に出会ったときも「これはたぶん○○が関係してる」と推測が働き、暗記の負担が軽減されます。

ラテン語とギリシャ語の威力

英単語の約6割以上がラテン語やギリシャ語由来という説も。たとえば、”tele-”は「遠く」、”graph”は「書く」を意味するため、telegraph(電報)、photograph(写真)、autograph(サイン)など、多数の単語に関連性を見いだせるのです。

2-3. イメージ学習──視覚的に“頭のなかに絵を描く”

単語そのものだけでなく、それに対応する「イメージ」を脳内で思い浮かべる学習法です。

  • 具体的な名詞なら、写真やイラストを連想する。
  • 動詞や形容詞の場合、自分がその動作をしている場面を思い描く、あるいは感覚として捉える。

たとえば “climb” (よじ登る) なら、実際に山や壁をのぼる様子をイメージしたり、”bright” (明るい) なら太陽の光や電気がパッとついた瞬間を思い浮かべる。

この「頭の中の映像化」により、文字情報だけではなく視覚と聴覚(発音)もセットで脳に焼き付けられ、忘れにくくなります。

3. 教科書単語にフォーカスする学習戦略

3-1. 音読=リスニング&スピーキング強化も同時に叶う

教科書に掲載されている例文や会話文を声に出して読みましょう。たった数行の例文でも、

  1. 単語の意味や綴りの確認
  2. 発音練習(リスニング感度アップ)
  3. 文脈での使い方を学べる

    という“一石三鳥”の効果があります。

    しかも、内容が教科書レベルなら「レベルに合った単語」が整理されているので、学習効率が高いのが嬉しい点。

3-2. 単語帳の作り方&使い方

自作でも市販でもOK。

ただし、「6~7割知っている単語が含まれている」レベルがベスト、とよく言われます。

難しすぎると挫折しやすく、簡単すぎるとやる気を失いがち。

おすすめルール:1ページ=20単語くらいで区切る。やりきった感を得やすくするため。

覚えたらチェック:赤シートや付箋を活用して、苦手な単語を繰り返す形にする。

スキマ時間の使い方

  • 通学・通勤中:スマホアプリや単語帳をサッと開く
  • 昼休み:5分間だけ復習
  • 就寝前:その日の新出単語を確認し、頭の中でテスト風に。

短時間・高頻度が最強です。

4. モチベーション維持の秘訣──学習は“楽しむ”ことが肝心

4-1. 目標を設定して“見える化”

テスト・資格試験・海外旅行など、ゴールをはっきりさせると学習が続きやすいもの。

また、学習量を“見える化”することも大切です。

カレンダーに今日覚えた単語数を記録

アプリの学習履歴をこまめにチェック


こうした小さな達成感が大きなやる気につながります。

4-2. 友達・家族とクイズ感覚で覚える

誰かと競い合ったり、クイズ形式で出題し合うと、意外なくらい盛り上がります。

「今日覚えた英単語5つをランダムに質問する」などゲーム感覚でやると、単調な暗記が楽しいコミュニケーションの場に変わるはず。

有名アスリートは語学も得意?

海外遠征が多い選手やコーチの間では、移動時間を単語学習にあてる姿がしばしば見られます。
試合の合間に単語カードをめくる姿はちょっと意外かもしれませんが、トップ選手ほど“スキマ時間”を徹底活用しているんです。

5. ちょっと上級編:マインドマップ&音感で学ぶ英単語

5-1. マインドマップで単語を関連づける

単語をツリー状に展開し、関連語や類義語、反意語を同じグループにマッピングする手法です。

頭の中で単語が「ネットワーク化」されるため、ひとつ覚えると自然と他の単語も思い出しやすくなります。

  • 例:“look” を中心に look for, look after, look forward to などの熟語を枝葉として整理。

5-2. 音感・リズムで覚える

英語をリズムやイントネーションで捉えると、意外と記憶に残ります。

単語やフレーズを歌やチャンツのように口ずさむと、楽器のフレーズを覚えるかのごとく脳に刻まれるのです。

6. まとめ──英単語学習は“習慣化”がすべて

  1. 忘却曲線に逆らわず、適度なインターバルを設けて復習する。
  2. 語源学習イメージ学習で理解の幅を広げ、丸暗記の負担を軽くする。
  3. 反復+スキマ時間を徹底活用し、少しずつでも継続する。
  4. 楽しむ工夫──ゲーム感覚、マインドマップ、音楽リズムなどを取り入れながら、“やらされ感”をなくす。

結局、英単語学習で最も大事なのは「毎日少しずつでも続けられる環境づくり」です。

面白くない暗記作業も、自分に合った方法で取り組めば意外と楽しめるかもしれません。

今日ご紹介したテクニックのなかで“ピンと来たもの”を選び、まずは1週間だけでも試してみませんか?


英単語がスラスラ頭に入ってくると、英語学習全体がぐっとラクになりますよ。

新しい単語を覚え、自分の言葉の引き出しが増えていく感覚は、とても気持ちがいいものです。

ぜひ実践しながら、自分なりの最強学習法を見つけてくださいね!

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